債務整理のセレクト
金利の自由化が進められ長短金利の関係は柔軟に変化するようになった。
とくに89年半ばからの長短金利逆転により、金融機関や企業ははじめて金利リスクの「怖さ」を味わったのである。
この経験から、当初は主に銀行が運用調達の金利ミスマッチを回避するためにスワップを利用し始めたが、やがて企業や機関投資家も積極的に参加するようになり市場は拡大を続けている。
重要性を増すスワップ市場金利スワップの例@企業Aが銀行Xより借入れ、変動金利支払いA企業Aは銀行XあるいはYと金利スワップ取引、固定金利支払い(金利スワップ契約の相手は銀行Xでなくてもよい)B企業Aはスワップ取引をした銀行から変動金利受取り※結局Aの支払い金利は固定金利となる債券市場で形成される金利(債券利回り)に比べ、スワップ市場の金利は長期固定支払い側と短期支払い側のニーズが対等に反映されるのでより高い指標性をもつともいわれる。
債券がいったん流通市場に置かれれば、あとは投資家(運用側)がどこまで買い上げていくかで利回りが決まるのに対し、スワップの場合はその時々の市場参加者双方が折り合ったところで金利が決まるからである。
またいつでも取引できるという意味での流動性も高く、スワップを使ったディーリングも次第に増加しており、それがまたスワップ金利の指標性を高めるという好循環をもたらしている。
しかし、国債などリスクの小さいものを扱う債券市場と異なり、近い将来、参加者の信用力が市場拡大の大きなネックになる可能性もはらんでいる。
金利の完全自由化後間もない94年2月に、ある信用金庫が「懸賞金付き定期預金」を発売し、これが爆発的な人気を呼んだ。
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